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基礎理論

基礎理論について

  

基礎理論は、古代中国の賢人たちが、自然・植物・人体・人間の病状を含めたすべての自然現象の真実を捉えようと挑んできた結果であり記録の蓄積です。

例えば神農本草経は、植物をひとつずつ味わって薬効を見つけて行ったある人の苦労と喜びに満ちた記録であり、易経はどの季節がどのように巡るか、太陽の軌道、月の軌道、植物や気候の変わっていくさまを365日、繰り返し観察し続けて発見したルールブックです。東洋医学の生命観は、妄想のかけらもない古代賢人の経験知に基づいた理論であり、西洋医学の追求する現実・真実と最終的にはなんら矛盾なく添うていくものであると思います。現代科学は、古代賢人の知恵を踏襲したうえで、東洋医学が見出したものを新たに発見していく強力な武器です。自然界における森羅万象全てには、巡っていく運命がある。始まりがあれば必ず終わりがある。光があれば必ず闇がある。そのことわりは、自然の一部である限り、人間の肉体にも精神にも存在する。それが基礎理論の礎です。

太陽と月 光と影 男と女

相対する運命の謎は永遠に解けない

永遠に続く相関の様こそ

陰陽のことわり

水は血と切っても切らざるもの

すべてを受容する器

血肉はその中で沸き踊る

気の駆動力は水血の強さから作られる

補血、活血、補陰、利水、補気、理気

治療に導く技は

気血水の三位一体を知ることからはじまる

木は燃え、火となり、燃え尽きて土になる

土は浄化され、金鉱が生まれる

その中を水が流れ新たな生命、木が生まれる

木は燃えて火となる

五行循環の環は、揺らぎながら営みを繰り返す

草根木皮、動物や鉱物

人間の生きた身体と触れ

再度よみがえり

必要な効を奏す

一味一味が奏でる声を聴く

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