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基礎理論
基礎理論について
基礎理論は、古代中国の賢人たちが、自然・植物・人体・人間の病状を含めたすべての自然現象の真実を捉えようと挑んできた結果であり記録の蓄積です。
例えば神農本草経は、植物をひとつずつ味わって薬効を見つけて行ったある人の苦労と喜びに満ちた記録であり、易経はどの季節がどのように巡るか、太陽の軌道、月の軌道、植物や気候の変わっていくさまを365日、繰り返し観察し続けて発見したルールブックです。東洋医学の生命観は、妄想のかけらもない古代賢人の経験知に基づいた理論であり、西洋医学の追求する現実・真実と最終的にはなんら矛盾なく添うていくものであると思います。現代科学は、古代賢人の知恵を踏襲したうえで、東洋医学が見出したものを新たに発見していく強力な武器です。自然界における森羅万象全てには、巡っていく運命がある。始まりがあれば必ず終わりがある。光があれば必ず闇がある。そのことわりは、自然の一部である限り、人間の肉体にも精神にも存在する。それが基礎理論の礎です。
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